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過去データ |
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↓↓↓ 2008年 ↓↓↓ |
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巻 |
歌 |
作者 |
画像 |
-12月UP- |
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02-0155 |
やすみしし 我ご大君の 畏きや 御陵仕ふる 山科の 鏡の山に 夜はも 夜のことごと 昼はも 日のことごと 哭のみを 泣きつつありてや ももしきの 大宮人は 行き別れなむ
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額田王 |
山科の天智天皇陵 |
13-3236 |
そらみつ 大和の国 あをによし 奈良山越えて 山背の 管木の原 ちはやぶる 宇治の渡り 瀧つ屋の 阿後尼の原を 千年に 欠くることなく 万代に あり通はむと 山科の 石田の杜の すめ神に 幣取り向けて 我れは越え行く 逢坂山を |
作者不詳 |
石田の杜 |
-11月UP- |
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02-0165 |
うつそみの 人にある我れや 明日よりは 二上山(ふたかみやま)を 弟背(いろせ)と我が見む |
大伯皇女 |
二上山の夕陽 |
02-0175 |
夢にだに 見ずありしものを おほほしく 宮出もするか さ桧の隈廻を |
草壁皇子の宮の舎人 |
檜前の里 |
02-0201 |
埴安(はにやす)の 池の堤(つつみ)の 隠り沼(こもりぬ)の ゆくへを知らに 舎人は惑ふ |
柿本人麻呂 |
埴安池跡 |
02-0202 |
哭沢(なきさわ)の 神社(もり)に三輪(みわ)据ゑ 祈れども 我が大君は 高日知らしぬ |
檜隈女王 |
泣沢神社 |
02-0207 |
天飛ぶや 軽の道は 我妹子が 里にしあれば ねもころに 見まく欲しけど やまず行かば 人目を多み 数多く行かば 人知りぬべみ さね葛 後も逢はむと 大船の 思ひ頼みて 玉かぎる 岩垣淵の 隠りのみ 恋ひつつあるに 渡る日の 暮れぬるがごと 照る月の 雲隠るごと 沖つ藻の 靡きし妹は 黄葉の 過ぎて去にきと 玉梓の 使の言へば 梓弓 音に聞きて 言はむすべ 為むすべ知らに 音のみを 聞きてありえねば 我が恋ふる 千重の一重も 慰もる 心もありやと 我妹子が やまず出で見し 軽の市に 我が立ち聞けば 玉たすき 畝傍の山に 鳴く鳥の 声も聞こえず 玉桙の 道行く人も ひとりだに 似てし行かねば すべをなみ妹が名呼びて 袖ぞ振りつる |
柿本人麻呂 |
石川精舎跡の五輪塔(軽) |
03-0415 |
家にあらば 妹が手まかむ 草枕 旅に臥やせる この旅人あはれ |
聖徳太子 |
片岡山 |
19-4260 |
大君は 神にしませば 赤駒の 腹這ふ田居を 都と成しつ |
大伴御行 |
飛鳥真神原 |
-10月UP- |
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01-0052 |
やすみしし わご大君 高照らす 日の皇子 荒たへの 藤井が原に 大御門 始めたまひて 埴安の 堤の上に あり立たし 見したまへば 大和の 青香具山は 日の経の
大き御門に 春山と しみさび立てり 畝傍の この瑞山は 日の緯の 大き御門に 瑞山と 山さびいます 耳梨の 青菅山は 背面の 大き御門に 宜しなへ 神さび立てり 名ぐはしき
吉野の山は 影面の 大き御門ゆ 雲居にそ 遠くありける 高知るや 天の御陰 天知るや 日の御陰の 水こそば 常にあらめ 御井の清水 |
作者不詳 |
藤原宮大極殿跡 |
01-0053 |
藤原の 大宮仕え 生(あ)れ付くや 娘子(おとめ)がともに 羨(とも)しきろかも |
作者不詳 |
藤原宮大極殿跡 |
02-0211 |
去年見てし 秋の月夜は 照らせれど 相見し妹は いや年離る |
柿本人麻呂 |
大神神社の月 |
03-0334 |
忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため |
大伴旅人 |
香具山の忘れ草 |
06-0970 |
指進(さすすみ)の 栗栖(くるす)の小野の 萩の花 散らむ時にし 行きて手向けむ |
大伴旅人 |
明日香の野萩 |
07-1353 |
石上 布留の早稲田を 秀でずとも 縄だに延へよ 守りつつ居らむ |
作者不詳 |
布留の早稲田 |
10-1985 |
真葛延ふ 夏野の繁く かく恋ひば まこと我が命 常ならめやも |
作者不詳 |
葛の花 |
13-3266 |
春されば 花さきををり 秋づけば 丹の穂にもみつ 味酒(うまさけ)を 神奈備山の 帯にせる 明日香の川の 早き瀬に 生ふる玉藻の うち靡き 心は寄りて 朝露の 消なば消ぬべく しるくも逢える 隠り妻かも |
作者不詳 |
飛鳥川の彼岸花 |
13-3267 |
明日香川 瀬々の玉藻の うち靡き 心は妹に 寄りにけるかも |
作者不詳 |
飛鳥川の彼岸花 |
16-3822 |
橘の 寺の長屋の 我が率寝(いね)し 童女放髪(うなゐはなり)は 髪上げつらむか |
古歌 |
橘寺の彼岸花 |
-8月UP- |
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05-0822 |
我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも |
大伴旅人 |
大和文華館の散り梅 |
-7月UP- |
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08-1629 |
ねもころに 物を思へば 言はむすべ 為むすべもなし 妹と我れと 手携さはりて 朝には 庭に出で立ち 夕には 床うち掃ひ 白栲の 袖さし交へて さ寝し夜や 常にありける あしひきの 山鳥こそば 峰向ひに 妻問ひすといへ うつせみの 人なる我れや 何すとか 一日一夜も 離り居て 嘆き恋ふらむ ここ思へば 胸こそ痛き そこ故に 心なぐやと 高円の 山にも野にも うち行きて 遊び歩けど 花のみ にほひてあれば 見るごとに まして偲はゆ いかにして 忘れむものぞ 恋といふものを |
大伴家持 |
高円野の容花 |
08-1630 |
高円の 野辺のかほ花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも |
大伴家持 |
高円野の容花 |
15-3765 |
まそ鏡 かけて偲(しぬ)へと まつり出す 形見のものを 人に示すな |
中臣宅守 |
真榊に掛かる鏡 |
16-3826 |
蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂(おきまろ)が 家なるものは 芋の葉にあらし |
長意吉麿 |
菅原寺の蓮 |
16-3837 |
ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に 溜まれる水の 玉に似たる見む |
作者不詳 |
唐招提寺の蓮 |
18-4058 |
橘の 下照る庭に 殿建てて 酒みづきいます 我が大君かも |
河内女王 |
井手の里 |
20-4448 |
あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ |
橘諸兄 |
長弓寺の紫陽花 |
-6月UP- |
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04-0501 |
娘子らが 袖布留山の 瑞垣の 久しき時ゆ 思ひき我れは |
柿本人麻呂 |
石上神宮の瑞垣 |
08-1472 |
霍公鳥(ほととぎす) 来鳴き響(とよ)もす 卯の花の 伴にや来しと 問はましものを |
石上堅魚 |
卯の花 |
11-2417 |
石上 布留の神杉 神さぶる 恋をも我れは さらにするかも |
柿本人麻呂 |
石上神宮の神杉 |
14-3500 |
紫草は 根をかも終ふる 人の子の うら愛しけを 寝を終へなくに |
東歌 |
紫草 |
17-3921 |
かきつばた 衣(きぬ)に摺り付け 大夫(ますらお)の 着襲(きそ)ひ猟(かり)する 月は来にけり |
大伴家持 |
杜若 |
-5月UP- |
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01-0064 |
葦辺行く 鴨の羽交ひ(はがい)に 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ |
志貴皇子 |
寺川河畔の芦原 |
02-0231 |
高円の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人なしに |
笠金村 |
白毫寺の萩 |
03-0337 |
憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ それその母も 我を待つらむぞ |
山上憶良 |
平城遷都祭 |
04-0675 |
おみなえし 佐紀沢に生ふる 花かつみ かつても知らぬ 恋もするかも |
中臣郎女 |
水上池の夕景 |
05-0802 |
瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ |
山上憶良 |
平城遷都祭 |
05-0803 |
銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも |
山上憶良 |
同上 |