万葉の故地を写真で巡る 万葉の風景


10-1985 真葛延ふ 夏野の繁く かく恋ひば まこと我が命 常ならめやも 作者不詳




写真: 葛の花
Sep. 20 2008
Manual_Focus, Micro Lens135mm, Format67
RVP100

「葛が旺盛に生い茂る夏野のように、このように貴方を恋焦がれていると、本当に私の命はいつまで保つのだろうか。」という意味。葛は漢方薬にも使われ、強壮な植物というイメージがある。

葛の花は、どこにでも生えているのに、その花は案外目に付きません。その理由は、生い茂る葉の裏側に太陽を避けるようにして咲くことと、ほとんど一日で枯れてしまうことです。昼過ぎには鮮やかな紫色が茶色に変色してきます。残念ながら、この写真も、少し変色があって少しお疲れ気味。来年の課題ということにしておきましょう。
(記: 2008年10月5日)

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万葉集の風景 "View of Manyou" HP開設: 2008/5/1 頁アップ: 2008/10/5 Copyright(C) 2008 Kosharaku All Rights Reserved

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