| 巻 |
歌 |
作者 |
画像 |
| 08-1629 |
ねもころに 物を思へば 言はむすべ 為むすべもなし 妹と我れと 手携さはりて 朝には 庭に出で立ち 夕には 床うち掃ひ 白栲の 袖さし交へて さ寝し夜や 常にありける あしひきの 山鳥こそば 峰向ひに 妻問ひすといへ うつせみの 人なる我れや 何すとか 一日一夜も 離り居て 嘆き恋ふらむ ここ思へば 胸こそ痛き そこ故に 心なぐやと 高円の 山にも野にも うち行きて 遊び歩けど 花のみ にほひてあれば 見るごとに まして偲はゆ いかにして 忘れむものぞ 恋といふものを |
大伴家持 |
高円野の容花 |
| 08-1630 |
高円の 野辺のかほ花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも |
大伴家持 |
高円野の容花 |
| 18-4058 |
橘の 下照る庭に 殿建てて 酒みづきいます 我が大君かも |
河内女王 |
井手の里 |
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| 04-0501 |
娘子らが 袖布留山の 瑞垣の 久しき時ゆ 思ひき我れは |
柿本人麻呂 |
石上神宮の瑞垣 |
| 08-1472 |
霍公鳥(ほととぎす) 来鳴き響(とよ)もす 卯の花の 伴にや来しと 問はましものを |
石上堅魚 |
卯の花 |
| 11-2417 |
石上 布留の神杉 神さぶる 恋をも我れは さらにするかも |
柿本人麻呂 |
石上神宮の神杉 |
| 14-3500 |
紫草は 根をかも終ふる 人の子の うら愛しけを 寝を終へなくに |
東歌 |
紫草 |
| 17-3921 |
かきつばた 衣(きぬ)に摺り付け 大夫(ますらお)の 着襲(きそ)ひ猟(かり)する 月は来にけり |
大伴家持 |
杜若 |
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| 01-0064 |
葦辺行く 鴨の羽交ひ(はがい)に 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ |
志貴皇子 |
寺川河畔の芦原 |
| 02-0231 |
高円の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人なしに |
笠金村 |
白毫寺の萩 |
| 03-0337 |
憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ それその母も 我を待つらむぞ |
山上憶良 |
平城遷都祭 |
| 04-0675 |
おみなえし 佐紀沢に生ふる 花かつみ かつても知らぬ 恋もするかも |
中臣郎女 |
水上池の夕景 |
| 05-0802 |
瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来りしものぞ まなかひに もとなかかりて 安寐し寝さぬ |
山上憶良 |
平城遷都祭 |
| 05-0803 |
銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも |
山上憶良 |
同上 |