万葉の故地を写真で巡る 万葉の風景

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万葉集には、通常の概念にあてはまらない不可思議な歌、寓意に満ちた歌がたくさんあります。それらの歌を"その他"でまとめました。

作者 寓意 写真
03-0267 むささびは 木末求むと あしひきの 山のさつ男に あひにけるかも 志貴皇子 むささび
03-0351 世間を 何に譬へむ 朝開き 漕ぎ去にし 船の跡なきごとし 沙弥満誓 世の中
04-0608 相思はぬ 人を思ふは 大寺の餓鬼の 後方に 額つくごとし 笠女郎 餓鬼 UP
08-1657 官にも 許したまへり 今夜のみ 飲まむ酒かも 散りこすなゆめ 作者不詳 禁酒
16-3791 みどり子の 若子髪には たらちし 母に抱かえ ひむつきの 稚児が髪には 木綿肩衣 純裏に縫ひ着 頚つきの 童髪には 結ひはたの 袖つけ衣 着し我れを 丹よれる 子らがよちには 蜷の腸 か黒し髪を ま櫛持ち ここにかき垂れ 取り束ね 上げても巻きみ 解き乱り 童になしみ さ丹つかふ 色になつける 紫の 大綾の衣 住吉の 遠里小野の ま榛持ち にほほし衣に 高麗錦 紐に縫ひつけ 刺部重部 なみ重ね着て 打麻やし 麻続の子ら あり衣の 財の子らが 打ちし栲 延へて織る布 日さらしの 麻手作りを 信巾裳成者之寸丹取為支屋所経 稲置娘子が 妻どふと 我れにおこせし 彼方の 二綾下沓 飛ぶ鳥 明日香壮士が 長雨禁へ 縫ひし黒沓 さし履きて 庭にたたずみ 退けな立ち 禁娘子が ほの聞きて 我れにおこせし 水縹の 絹の帯を 引き帯なす 韓帯に取らし わたつみの 殿の甍に 飛び翔ける すがるのごとき 腰細に 取り装ほひ まそ鏡 取り並め懸けて おのがなり かへらひ見つつ 春さりて 野辺を廻れば おもしろみ 我れを思へか さ野つ鳥 来鳴き翔らふ 秋さりて 山辺を行けば なつかしと 我れを思へか 天雲も 行きたなびく かへり立ち 道を来れば うちひさす 宮女 さす竹の 舎人壮士も 忍ぶらひ かへらひ見つつ 誰が子ぞとや 思はえてある かくのごと 所為故為 いにしへ ささきし我れや はしきやし 今日やも子らに いさとや 思はえてある かくのごと 所為故為 いにしへの 賢しき人も 後の世の 鑑にせむと 老人を 送りし車 持ち帰りけり 持ち帰りけり 竹取翁 かつての美男子
16-3793 髪し子らに 生ひなば かくのごと 若けむ子らに 罵らえかねめや 竹取翁 かつての美男子
16-3816 家にありし 櫃にかぎさし 蔵めてし 恋の奴の つかみかかりて 穂積皇子 恋の奴
16-3841 仏造る ま朱足らずは 水溜まる 池田の朝臣が 鼻の上を掘れ 大神奥守 大仏
16-3853 石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り食せ 石麻呂
16-3856 波羅門の 作れる小田を 食む烏 瞼腫れて 幡桙に居り 高宮王 インド僧
16-3857 飯食めど うまくもあらず 行き行けど 安くもあらず あかねさす 君が心し 忘れかねつも 佐為王の婢 宿直勤務


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万葉集の風景 "View of Manyou" HP開設: 2008/5/1 頁更新: 2009/3/1 Copyright(C) 2008 Kosharaku All Rights Reserved

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