万葉の故地を写真で巡る 万葉の風景

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会津八一の歌
 



中臣宅守と茅上娘子

万葉集に数多い恋の歌の中で、中臣宅守と茅上娘子の悲恋の物語は特に有名。官人の中臣宅守が何らかの罪に問われて越前国に流されるという事件がおき、後宮に下級女官として務める妻の茅上娘子との間に63首の激しい相聞歌が交わされた。茅上娘子の"君が行く 道の長路を 繰り畳ぬ 焼き亡ぼさむ 天の火もがも"は絶唱とされる。

作者 場所 写真
15-3724 君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも 茅上娘子 奈良
15-3742 逢はむ日を その日と知らず 常闇に いづれの日まで 我れ恋ひ居らむ 中臣宅守 越前
15-3765 まそ鏡 かけて偲(しぬ)へと まつり出す 形見のものを 人に示すな 中臣宅守 越前 UP
15-3752 春の日の うら悲しきに 後れ居て 君に恋ひつつ うつしけめやも 茅上娘子 奈良
15-3767 魂は 朝夕に たまふれど 我が胸痛し 恋の繁きに 茅上娘子 奈良
15-3769 ぬばたまの 夜見し君を 明くる朝 逢はずまにして 今ぞ悔しき 茅上娘子 奈良
15-3772 帰りける人 来れりと 言ひしかば ほとほと死にき 君かと思ひて 茅上娘子 奈良
15-3774 我が背子が 帰り来まさむ 時のため 命残さむ 忘れたまふな 茅上娘子 奈良
15-3780 恋ひ死なば 恋ひも死ねとや 霍公鳥 物思ふ時に来 鳴き響むる 中臣宅守 越前

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万葉集の風景 "View of Manyou" HP開設: 2008/5/1 頁更新: 2008/7/26 Copyright(C) 2008 Kosharaku All Rights Reserved

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