万葉の故地を写真で巡る 万葉の風景

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古代歌謡
会津八一の歌
 



山部赤人

柿本人麻呂の後を次ぐ天平初期の宮廷歌人。今までになかった叙景的な作風の短歌をたくさん詠んだ。地方官吏として東国に下って詠んだ"田児の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける"は万葉集随一の絶唱とされている。奈良県榛原の額井岳山麓の景勝地に墓がある。

作者 場所 写真
03-0317
天地の 別れし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を 天の原 振り放け見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 富士の高嶺は 山部赤人 田子の浦
03-0318 田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける 山部赤人 田子の浦
03-0324 みもろの 神なび山に 五百枝さし しじに生ひたる 栂の木の いや継ぎ継ぎに 玉葛 絶ゆることなく ありつつも やまず通はむ 明日香の 古き都は 山高み 川とほしろし 春の日は 山し見がほし 秋の夜は 川しさやけし 朝雲に 鶴は乱れ 夕霧に かはづは騒く 見るごとに 音のみし泣かゆ いにしへ思へば 山部赤人 明日香
03-0325 明日香河 川淀さらず 立つ霧の 思ひ過ぐべき 恋にあらなくに 山部赤人 明日香
06-0917 やすみしし 我ご大君の 常宮と 仕へ奉れる 雑賀野ゆ そがひに見ゆる 沖つ島 清き渚に 風吹けば 白波騒き 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかぞ貴き 玉津島山 山部赤人 和歌浦
06-0918 沖つ島 荒礒の玉藻 潮干満ち い隠りゆかば 思ほえむかも 山部赤人 和歌浦
06-0919 若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る 山部赤人 和歌浦 UP
06-0924 み吉野の 象山の際の 木末には ここだも騒く 鳥の声かも 山部赤人 宮滝
06-0925 ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く 山部赤人 宮滝
08-1424 春の野に すみれ摘みにと 来し我れぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける 山部赤人 奈良 UP


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万葉集の風景 "View of Manyou" HP開設: 2008/5/1 頁更新: 2009/4/12 Copyright(C) 2008 Kosharaku All Rights Reserved

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