巻 |
歌 |
作者 |
場所 |
写真 |
01-0007 |
秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 宇治の宮処の 仮廬し思ほゆ |
額田王 |
宇治
/比良 |
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01-0008 |
熟田津(にぎたづ)に 船乗りせむと 月待てば 潮もかないぬ 今は漕ぎ出でな |
額田王 |
松山市 |
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01-0009 |
莫囂円隣之大相七兄爪謁気 我が背子が い立たせりけむ 厳橿が本 |
額田王 |
白浜 |
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01-0017 |
味酒(うまさけ) 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の際(ま)に い隠(かく)るまで 道の隈(くま) い積(つも)るまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放(みさ)けむ山を 情(こころ)なく 雲の 隠さふべしや |
額田王 |
三輪 |
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01-0018 |
三輪山を しかも隠すか 雲だにも 情あらなも 隠さふべしや |
額田王 |
三輪 |
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01-0020 |
あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る |
額田王 |
蒲生野 |
UP |
01-0021 |
むらさきの にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも |
大海人皇子 |
蒲生野 |
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01-0022 |
川の上の ゆつ岩群に 草生さず 常にもがもな 常処女にて |
吹芡刀自 |
波多の横山 |
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02-0111 |
いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉の 御井の上より 鳴き渡り行く |
弓削皇子 |
吉野
/粟原 |
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02-0112 |
いにしへに 恋ふらむ鳥は 霍公鳥 けだしや鳴きし 我が念へるごと |
額田王 |
吉野
/粟原 |
UP |
02-0113 |
み吉野の 玉松が枝は はしきかも君が 御言を持ちて 通はく |
額田王 |
吉野
/粟原 |
UP |
02-0155 |
やすみしし 我ご大君の 畏きや 御陵仕ふる 山科の 鏡の山に 夜はも 夜のことごと 昼はも 日のことごと 哭のみを 泣きつつありてや ももしきの 大宮人は 行き別れなむ
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額田王 |
山科 |
UP |
04-0491 |
君待つと 我が恋ひ居れば 我がやどの 簾動かし 秋風の吹く |
額田王 |
近江京 |
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