巻 |
歌 |
作者 |
場所 |
写真 |
01-0001 |
篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我れこそ居れ しきなべて 我れこそ座せ 我れこそば 告らめ 家をも名をも |
雄略天皇 |
初瀬朝倉宮 |
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02-0092 |
秋山の樹の 下かくり逝く 水の吾れこそ 益さめ 御思ひよりは |
鏡王女 |
忍阪 |
UP |
02-0093 |
玉櫛笥 覆ふを安み 明けていなば 君が名はあれど 吾が名し惜しも |
鏡王女 |
忍阪 |
UP |
02-0112 |
いにしへに 恋ふらむ鳥は 霍公鳥 けだしや鳴きし 我が念へるごと |
額田王 |
粟原 |
UP |
02-0113 |
み吉野の 玉松が枝は はしきかも 君が御言を 持ちて通はく |
額田王 |
粟原 |
UP |
03-0289 |
天の原 振り放け見れば 白真弓 張りて懸けたり 夜道はよけむ |
間人大浦 |
倉橋 |
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09-1664 |
夕されば 小倉おぐらの山に 伏す鹿し 今夜は鳴かず 寐ねにけらしも
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雄略天皇 |
脇本 |
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13-3310 |
隠口の 泊瀬の国に さよばひに 我が来れば たな曇り 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来 野つ鳥 雉は響む 家つ鳥 鶏も鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ
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作者不祥 |
泊瀬 |
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13-3312 |
隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ 奥床に 母は寐ねたり 外床に 父は寐ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし ぬばたまの 夜は明けゆきぬ ここだくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも
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作者不詳 |
泊瀬 |
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13-3330
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隠口の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜け 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ くはし妹に 鮎を惜しみ くはし妹に 鮎を惜しみ 投ぐるさの
遠ざかり居て 思ふそら 安けなくに 嘆くそら 安けなくに 衣こそば それ破れぬれば 継ぎつつも またも合ふといへ 玉こそば 緒の絶えぬれば くくりつつ
またも合ふといへ またも逢はぬものは 妻にしありけり |
作者不詳 |
初瀬川 |
UP |
13-3331
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隠口の 泊瀬の山 青旗の 忍坂の山は 走出の よろしき山の 出立の くはしき山ぞ あたらしき 山の 荒れまく惜しも |
作者不詳 |
忍坂山 |
UP |
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