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雲を詠む |
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07-1087 |
穴師川 川波立ちぬ 巻向の 弓月が岳に 雲居立てるらし |
万葉歌碑 |
07-1088 |
あしひきの 山川の瀬の 鳴るなへに 弓月が岳に 雲立ちわたる |
万葉歌碑 |
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山を詠む |
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07-1092 |
鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の 桧原の山を 今日見つるかも |
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07-1093 |
三諸の その山なみに 子らが手を 巻向山は 継ぎしよろしも |
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07-1094 |
我が衣 色取り染めむ 味酒 三室の山は 黄葉しにけり |
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川を詠む |
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07-1100 |
巻向の 穴師の川ゆ 行く水の 絶ゆることなく またかへり見む |
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07-1101 |
ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の 川音高しも あらしかも疾き |
万葉歌碑 |
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葉を詠む |
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07-1118 |
いにしへに ありけむ人も 我がごとか 三輪の桧原に かざし折りけむ |
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07-1119 |
行く川の 過ぎにし人の 手折らねば うらぶれ立てり 三輪の桧原は |
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所に就きて思いを発す |
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07-1268 |
子らが手を 巻向山は 常にあれど 過ぎにし人に 行きまかめやも |
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07-1269 |
巻向の 山辺響みて 行く水の 水沫のごとし 世の人我れは |
万葉歌碑 |